太陽光発電所で多く起きているトラブルの一つが、落雷によるものである。雷対策などを手がけるサンコーシヤ(東京都品川区)による、落雷に伴う太陽光発電設備への影響や、その対策などを紹介する。

 太陽光発電システムは、世界各地で設置されている。気象条件や環境の違いにより、落雷に関する状況や、その対策に違いのある場合もある。

 例えば、オーストラリア最大級のメガソーラー(大規模太陽光発電所)とされる出力102MWの「Nyngan」と、出力53MWの「Broken Hill」では、太陽光パネルやパワーコンディショナー(PCS)の周囲に、避雷針などは見当たらない。

 しかし、連系用の昇圧変圧器など、連系設備の周囲には、至近距離にありながら、たくさんの避雷針が立っている()。日本の太陽光発電所では、まず見かけない光景である。

連系設備の周囲に多くの避雷針が立つ
オーストラリア最大級の出力102MWと53MWのメガソーラー(出所:ファーストソーラー)