太陽光発電所で多く起きているトラブルの一つが、落雷によるものである。雷対策などを手がけるサンコーシヤ(東京都品川区)による、落雷に伴う太陽光発電設備への影響や、その対策などを紹介する。

 雷による電気機器への被害は、二つの種類に分かれる。一つは「直撃雷」、もう一つは「誘導雷」である(図1)。

図1●直撃雷と誘導雷
誘導雷は、直撃雷が発生した地点の周辺で起きる(出所:サンコーシヤ)
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 「直撃雷」は、その名の通り、建物や機器、送電ケーブルなどに、直接、雷が落ちることを指す。

 「誘導雷」は、設備の近くに雷が落ちた際の電磁界によって発生する。落雷による電気エネルギーが空間を伝搬し、送電ケーブルや通信線などに雷サージ(雷の影響により、瞬間的に発生する過電圧や過電流)が浸入し、電気機器に定格を大きく超える電圧がかかり、損傷することを指す。