今回の太陽光発電所は、川に近い場所に立地している。周辺は田んぼで、この場所も元々、田んぼだった可能性もある。川の近く、田んぼという環境は、いずれも水はけが良くない地盤だったとみられる。

 こうした環境では、地耐力を十分に備えた基礎や工法を採用した上、基礎の上に固定する架台、さらにその上の太陽光パネルの設置角、アレイを構成するパネル枚数も、強風などの際に、基礎を揺さぶるような力を働かせることを最小化する設計が求められる。

 ところが、この発電所の場合、こうした地盤の上、さらにこの地域に多い強い台風に対して十分に考慮した設計には見えないという。

 アレイは、横向き4段・2列で構成されている(図2)。これに対して、杭基礎は前列と後列に2本ずつ合計4本と少なく、かつ、架台の支柱は東西方向に2本の構成で、それぞれ前列の2本、後列の2本の杭基礎の上に固定されている。杭基礎と架台の支柱は、ネジ1本のみで固定されている。

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図2●アレイと基礎、架台の様子
(出所:日経BP)