現地調査ではまず、ストリング(太陽光パネルを接続する単位)ごとに、絶縁抵抗とI-V(電圧-電流)特性、バイパス回路の状態などを測定・検査した。この測定と検査の結果、不具合の可能性がある6件について、さらに外観の目視点検や、さまざまな種類の測定を実施し、太陽光パネルの詳しい状態を確認した。

 詳細な調査を実施した6件では、発火プロセスの段階ごとに起きる状況と、実際のパネルで見出された状態の整合性を確認した。

 第1段階の「はんだ接続部の高抵抗化」では、赤外線カメラによる温度分布の画像から確認した(図2)。

図2●高抵抗化している部分
(出所:消費者庁)
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 はんだによる配線の接続部が高抵抗化すると、発熱して他の部分よりも局所的に温度が高くなる。この状況に該当するのかどうか、温度分布の画像から確認した。6件すべてで、はんだ接続部が高抵抗化している場所で、局所的な過熱が生じていた。

 また、外観の目視点検によって、この部分でインターコネクタと横タブの配線接続部が高抵抗化し、茶色に変色していることを確認した。