鹿児島県霧島市隼人町は、海をはさんで桜島の北側に位置する。この隼人町の海に近い場所に、太陽光パネル出力が合計約3.148MW、パワーコンディショナー(PCS)出力が合計2.730MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「DREAM Solar 霧島隼人I・II」がある(図1)。

図1●大和ハウス工業の旧・鹿児島工場跡地にある「DREAM Solar 霧島隼人」
(出所:上は大和エネルギー、下は日経BP)
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 二つの太陽光発電所からなり、Iはパネル出力2.029MW、PCS出力1.98MW、IIはパネル出力1.129MW、PCS出力750kWとなっている。

 用地は、大和ハウス工業の旧・鹿児島工場の跡地で、発電事業者は同社の再生可能エネルギー発電子会社である大和エネルギー(大阪市阿倍野区)となる。

 旧・鹿児島工場は、2009年9月末に閉鎖した後、遊休地となっていた。その有効活用の一環としてメガソーラーを開発し、2014年3月に売電を開始してから、約4年9カ月が経過した。

 メガソーラーの敷地面積は約4万6465m2で、大和ハウスが土地を貸し、大和エネルギーが自らEPC(設計・調達・施工)やO&M(運営・保守)を担っている。太陽光パネルはシャープ製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 太陽光パネルは、2018年2月に増設した。Iは売電開始時の1.9MWに129kWを加えて2.029MWに、IIは売電開始時の796kWに333kWを加えて1.129MWとなった。

 太陽光パネルは、コンクリート基礎ではなく、大和ハウスグループ独自の鋼管杭工法「D-TEC PILE」で設置した(図2)。比較的小さな口径の鋼管を、回転させながら強固な地盤まで食い込ませることができるという。

図2●大和ハウスグループ独自の鋼管杭工法を採用
2014年4月に撮影(出所:日経BP)
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 大和エネルギーは、同じ霧島市において、山あいの温泉付きの住宅地の一角に、出力約1.8MWの「DREAM Solar 霧島妙見台」も開発・運営している(関連コラム:「火山灰、出力抑制、パネル位置の変更」、霧島のメガソーラーの4年半)。こちらは、大和ハウスの分譲住宅地を活用したものである。