100MW超のメガソーラーを直撃

 実は、この震源地の安平町には、出力約111MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」が2015年12月から稼働している(図3)。

図3●「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」の全景
(出所:SBエナジー)
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 事業主体は、ソフトバンクグループで再生可能エネルギー事業を手掛けるSBエナジーと、三井物産の共同出資によるSPC(特定目的会社)。苫小牧東部地域の土地開発などを担っている苫東(北海道苫小牧市)が所有する約166万m2の土地に建設した。苫東から土地を賃借し、プロジェクトファイナンスを組成して資金調達した。

 EPC(設計・調達・建設)サービスは東芝が担い、太陽光パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。O&M(運営・保守)サービスは東芝、保安管理業務は日本テクノ(東京都新宿区)が担っている。

 「苫東安平ソーラーパーク」は、稼働済みメガソーラーの出力規模としては、岡山県瀬戸内市の「瀬戸内Kirei太陽光発電所」(パネル出力235MW)、青森県六ケ所村の「ユーラス六ケ所ソーラーパーク」(パネル出力148MW)に次ぐ国内3番目の規模となる。

 地震直後、「苫東安平ソーラーパーク」は系統の停電を感知して解列して稼働を停止した。震度6強という大きな揺れに見舞われたものの、特高変電設備やサブ変電設備に損傷はなかった。ただ、一部の基礎・架台がわずかに傾いていることが分かった(図4)。

図4●地震で傾いたアレイ
(出所:日経BP)
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