探訪

「火山灰、出力抑制、パネル位置の変更」、霧島のメガソーラーの4年半(page 5)

10月に雑草を抜き、翌年の育成を抑制

2018/12/11 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
印刷用ページ

カラスが日照計のケーブルに悪戯

 山あいに立地しているため、周辺に住む動物や鳥も敷地内に入ってくることがある。

 動物では、イノシシやアライグマを見かけるという。ただし、地面を砕石で覆っている効果か、イノシシによる地面の降り起こしは見られない。アライグマは、排水溝などに潜んでいることがあるものの、発電設備を損傷させたことはないという。

 カラスも飛んでくる。フンを落としたり、石がパネルに乗っていることもあるが、カバーガラスが割れたことはないという。

 太陽光パネルの設置角は10度と低いものの、パネル上の糞は雨が降ればほぼ流れ落ちている。パネルに乗っている小石は、カラスによるものと推察しているが、今のところカバーガラスが割れるようなケースはないという。

 ただし、日射計のケーブルに悪戯することがあった。このケーブルは、樹脂製の被覆材で保護されている。この被覆を、カラスが突き破った。

 そこで、「スパイラルチューブ」と呼ばれるケーブル用の保護材で補修した。しかし、カラスはスパイラルチューブも損傷させた。その後、2重、3重と重ねる数を増やしたところ、3重巻きにした時点で、損傷は見られなくなったという(図6)。

図6●スパイラルチューブを3重に巻いた
(出所:日経BP)
クリックすると拡大した画像が開きます
  • 記事ランキング