探訪

増水を受け止める、津市・志登茂川沿いのメガソーラー

住宅団地の隣接地より低く造成、万が一の際は「調整池」に

2015/12/08 00:00
加藤 伸一=日経BPクリーンテック研究所
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 三重県津市の伊勢湾近くの川沿いにある、出力4.5408MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が「津 栗真町屋メガソーラー発電所」である(図1)。津市栗真町屋町に立地し、2015年10月7日に運転を開始した。

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図1●伊勢湾から約1kmの川沿いにある
出力4.5408MWの「津 栗真町屋メガソーラー発電所」(出所:上は三交不動産、下は日経BP)
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 三重交通グループホールディングスの事業会社である三交不動産(三重県津市)が発電事業者となる。同社は、すでに稼動中の「伊勢二見メガソーラー光の街」(メガソーラー探訪の関連記事)、「津メガソーラー杜の街」に加え、今回の津 栗真町屋のほか、2015年11月には伊勢二見の新設・増設分(関連ニュース1)、松阪市山室町の約15.4MW(関連ニュース2)など、三重県内で太陽光発電所を相次いで稼働させている。

 松阪市山室町の案件の稼働で、三交不動産の太陽光発電所の合計出力は現在、約37MWとなっている。経済産業省から設備認定済みの案件は、合計出力約80MW(稼働済みを含む)としている。

 同社が手掛ける太陽光発電所は、三重県内のみとなっている。20年間の運用において、遠隔地にあると、手が行き届かないためとしている。

 中国地方で10MW規模を設置できる土地を紹介されたものの、こうした理由で事業化しなかったこともある。一方、買取価格が32円/kWh(税抜き)でも、十分に事業化できるとして、複数の案件で設備認定を取得し、開発中である。

 施工や設備については、すべての太陽光発電所で一貫して同じ企業と取り組み、関係を深めてきている。EPC(設計・調達・施工)サービスは千代田化工建設が担い、太陽光パネルはソーラーフロンティア製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用し続けている。

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