東京ドーム100個分の敷地

 今年10月1日、岡山県瀬戸内市の錦海塩田跡地で建設していた「瀬戸内Kirei太陽光発電所」が完成し、商用運転を開始した。11月9日には、竣工式が開催され、事業者や工事・金融、自治体関係者を含め約200人が参加して盛大に行われた。

 敷地面積は約500ha。東京ドームなら約100個、東京ディズニーランドなら約10個分の広さに相当する。そこに約92万枚の太陽光パネルを敷いた。パネルの出力は約235MW、送電線に接続する連系出力は186MWに達し、国内で稼働済みのメガソーラー(大規模太陽光発電所)としては最大となる。

 2014年11月に着工後、当初、2019年春に運転を開始する予定だったが、スケジュールよりも約半年も早く稼働した。固定価格買取制度(FIT)を活用して中国電力に全量を売電する。売電単価は40円/kWh。

 プロジェクトの事業体は、特定目的会社(SPC)「瀬戸内 Kirei 未来創り合同会社」で、同SPCには、米GEエナジー・フィナンシャルサービス、東洋エンジニアリング、くにうみアセットマネジメント、中電工が出資した。総事業費1100億円のうち約900億円を融資で賄った。三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の3大メガバンクを幹事とした28金融機関が参加した大規模なプロジェクトファイナンスを組成した。

 テープカットの式典場では、かつて東洋一の規模を誇った天日採塩法による巨大な塩田が、日本一のメガソーラーに生まれ変わったことを示す趣向を用意した。最初、テープの背後には操業当時の錦海塩田を印刷したシートを掲げてあった。テープカットとともにそれが降ろされ、シートで隠れていたメガソーラーの全景写真が現れた(図1)(図2)。

図1●竣工式のテープカット式場に掲げられた操業当時の錦海塩田の写真
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]
図2●錦海塩田跡地に建設された「瀬戸内Kirei太陽光発電所」
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]