「エコステ」で太陽光を自家消費

 JR東日本では、遊休地を活用した単独での発電事業のほか、外部の土地を活用し、合弁で展開している再生可能エネルギー発電事業もある。

 グループ会社のJR東日本エネルギー開発(東京都港区)と福島県富岡町などの出資で富岡町に建設・稼働した30MWのメガソーラー(関連ニュース)、同じくJR東日本エネルギー開発とレノバなどによる最大1GWの秋田県由利本荘市沖における洋上風力発電の計画(同ニュース)、住友林業や住友大阪セメントとによる青森県八戸市における12.4MWのバイオマス発電所(同ニュース)などがある。

 また、再エネや省エネ技術を特定の駅に集中的に導入しており、こうした駅を「エコステ」と呼んでいる。「エコステ」には、省エネ・創エネ・エコ実感・環境調和という四つの切り口があり、駅の環境に応じて最適なテーマを重視して導入している。

 そのうち、太陽光発電設備を導入した駅は、福島駅(関連ニュース)、武蔵溝ノ口駅(同ニュース)、小淵沢駅(同ニュース)、男鹿駅(同ニュース)など8駅あり、発電電力は駅構内で自家消費している。年間の合計出力は約60万kWhとなっている。

 また、駅ビルなどから排出される食品廃棄物を活用したガス発電にも、JFEグループとの合弁で取り組んでいる(関連ニュース)。

●発電所の概要
発電所名内原第一太陽電池発電所、内原第二太陽電池発電所
所在地常磐線の友部駅~内原駅間(茨城県笠間市・水戸市)
(第一:笠間市・水戸市、第二:笠間市)
敷地面積合計約6万9000m2
(第一:約4万9000m2、第二:約2万m2)
太陽光パネル出力合計4.2MW
(第一:約2.6MW、第二:約1.6MW)
パワーコンディショナー(PCS)出力合計3.25MW
(第一:約1.99MW、第二:1.26MW)
年間予想発電量合計約437万kWh
(一般家庭約1200世帯分の消費電力に相当)
発電事業者東日本旅客鉄道
設計東日本旅客鉄道
調達・施工非公開
運用・保守東日本旅客鉄道
太陽光パネル第一:シャープ製、第二:ソーラーフロンティア製
(第一:出力245W/枚・1万704枚、第二:165W/枚・9824枚)
PCS第一:富士電機製、第二:東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製
(第一:出力1000kW機・1台、990kW機・1台、第二:出力630kW機・2台)
着工2014年4月
稼働開始2015年2月
固定価格買取制度(FIT)上の売電価格非公開
売電先非公開