防草対策は薬剤散布に転換

 除草対策に関しては、当初、機械除草と手刈りで対応してきた。ケーブルが露出しているパネル周辺は、機械除草でなく鎌を使って手作業で刈っていたが、それでもわずかだが樹脂製のケーブルカバーが鎌の刃で破損したことがあり、これを機に除草剤の散布を検討し、数年前に切り換えた(図8)(図9)。

図8●手刈り前の様子
(出所:楽天信託)
[画像のクリックで拡大表示]
図9●手刈り時に破損したケーブルカバー
(出所:楽天信託)
[画像のクリックで拡大表示]

 除草剤に詳しい事業者に相談し、試験的に複数の薬剤を部分的に散布して効果を調べてから、敷地全体まで散布範囲を広げた。今年9月に取材で現地を訪れた際には、ほとんど大きな草はなく、枯れ草もなかった。発生自体を抑える薬剤を春先に散布している効果という(図10)。

図10●除草剤の適切な活用で草はほとんど生えなくなった
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 海に近いことから、設計段階から塩害対策を施してきたが、それでも塩害と思われる不具合が出てきた。パネルとパネルをつなぐケーブルの結合部に塩水が入り、中の銅線に発生した錆(緑青)が数カ所で見つかった。雨の日にPCSに直流地絡を知らせるアラームがあり、回路を切り分けて原因箇所を絞り込んで発見したという。

 結合する際の施工方法に課題があったのか、コネクター自体の問題なのか、今のところまだ断定できていない。もう少し様子を観察しつつ、対応を決めたいとしている。