探訪

米沢で稼働する雪に負けないメガソーラー(page 5)

太陽光パネルのリサイクル事業にも挑戦

2016/09/20 00:00
金子憲治=日経BPクリーンテック研究所
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スチールコンテナを応用した基礎・架台

 エーシーは、「ハイブリッド発電所米沢」の共同出資者となった、ウェステック山形、ミクロンメタルとの太陽光関連事業を発展させている。山形県高畠町と北海道石狩市では、ウェステック山形の出資する太陽光発電所を開発した。

図7●高畠町に建設した出力500kWの発電所(出所:エーシー)
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図8●「基礎一体型架台」を採用。前に立つのはエーシーの大友裕一社長(出所:日経BP)
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図9●リサイクル事業で製造した廃ガラスペレットなどをコンテナに入れた(出所:日経BP)
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 高畠町の案件は、出力500kWで2015年9月に完成した(図7)。ハイブリッド発電所米沢と同様、太陽光パネルは長州産業製、PCSはTMEIC製を採用した。架台も同じ北日本サッシ工業だが、置き基礎にスチールコンテナを使った「基礎一体型架台」を採用した(図8)。

 農業用スチールコンテナを応用したもので、本州での設置は初めてという。コンテナの中に砂利などを入れ、その重みで固定する。土を掘り返す必要がなく、コンクリート基礎に比べて工期が短縮できるという。高畠町の発電所では、事業主のウェステック山形がリサイクル事業で製造した廃ガラスペレットなどをコンテナに入れた(図9)。

 エーシーでは、自社発電所の「ハイブリッド発電所米沢」にパネルを増設し、過積載の比率を上げることで、発電量の増加を目指している。加えて、他社の既存の太陽光発電所に対しも、連系出力を上回るパネル容量の増設を提案していく予定だ。こうした増設には、基礎一体型架台が向いていると見ている。

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