コンクリート吹付工法で法面固める

 また、北側サイトの11エリアに関しては、県の林地開発許可制度の対象には該当しなかったものの、日出電機では同様の基準で、治水対策に配慮して複数の調整池を設置した。ちなみに北側サイトに降った雨水は、地形的に南側サイトとは異なる水系に流れるため、メガソーラーに降った雨が1つの水系に集中することはないという。

 こうした大規模な造成工事では、岩を含んだ地盤への対応に苦労したという。架台を支える基礎に関しては、杭基礎とコンクリートの置き基礎を使い分けた。事前に地盤を調査し、岩を多く含んだエリアでは置き基礎にした(図7)。

図7●地盤によって杭基礎と置き基礎を使い分けた
(出所:日経BP)
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 また、法面に関しても、表面付近に岩の多い個所に関しては、豪雨などによる落石の恐れに対応して、表面全体をコンクリート吹付工法で固めた。「土木造成では、自然災害に備え、過剰なくらいに慎重に設計した」と、渡邉社長は言う(図8)。

図8●岩の多い法面はコンクリート吹付工法で固めた
(出所:日経BP)
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