フィルターの目詰まりでファンが故障

 また、2015年にパワーコンディショナー(PCS)のファンが故障した。PCSメーカーの東芝三菱電機産業システム(TMEIC)がすぐに修復に対応し、翌々日に治った。

 PCSメーカーからの報告によると、ファンの故障を引き起こした原因は、フィルターの目詰まりにあると指摘された。屋外設置用の筐体が備えているフィルターで、定期的に清掃が必要とのことだった。

 PCSの故障の原因として、このフィルターの未清掃が多いことは一般的に知られている(中部電気保安協会による関連コラム、エネテクによる関連コラム)。

 斉藤倉庫では、この指摘があるまで、清掃の必要性を認識していなかったという。そこで、この指摘の後、約1カ月ごとに清掃することにした(図6)。

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図6●PCSの筺体のフィルター
下の画像は、上が清掃後、下が清掃前(出所:日経BP)
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 斉藤倉庫で実施しているフィルターの掃除は、以下のような手順で進める。まず、フィルターはPCSごとに2セットを用意した。1セットはPCSに装着し、もう1セットは交換用である。

 約1カ月ごとに、フィルターを取り替える。取り替えたフィルターは、汚れている。この汚れは、水で洗い流す。そして、干して自然に乾燥させる。無理に素早く乾燥させると、フィルターの目が詰まってしまい、元の状態には戻りにくいためだという。

 目が詰まったフィルターでは、元々の機能を発揮しにくい。

 このファンの交換もあり、PCSメーカーから推奨されていた大規模修繕は、当初の計画から約1年間遅らせ、2019年4月25日~26日の2日間に実施した。メーカーが「精密点検」と呼んでいるもので、5年周期での実施を推奨している。