「分離発注」でコスト削減

 そこで、今回は、分離発注によって、コスト削減を促した。具体的には、SBエナジーが施工管理を行い、土木造営を大林道路に、架台設置から太陽光発電設備の設置を東芝プラントシステムに別々に発注した。加えて、太陽光パネルについては、SBエナジーが中国ジンコソーラーから直接、調達し、東芝プラントに支給する形にした(図7)。

図7●中国ジンコソーラー製のパネルを採用した
(出所:日経BP)
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 EPC事業者を置かないため、電力会社との連系協議や地元対応なども、SBエナジーが主体となって実施したという。技術面に関しては、SBエナジー・電力事業本部の技術部が、地元対応に関しては地域貢献推進部も対応した。

 「三重志摩阿児ソーラーパーク」の営業運転開始により、同社の稼働済み再生可能エネルギー発電所は37件(太陽光36件、風力1件)、総出力は442.7MWになる。

 このうち今回のような「分離発注」は、志摩サイトで5件目、計画中のもので2件になるという。同社は、2012年にFITがスタートして以来、着実にメガソーラー建設を積み重ね、国内有数の実績となっている。こうした蓄積が、自社で施工管理を行う分離発注を可能にする背景になっている。