探訪

住宅太陽光への橋渡し担う札幌のメガソーラー

湿地地盤をコンクリート製“いかだ”で克服

2016/05/10 00:00
金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
印刷用ページ

 札幌市東部に広がる農業体験交流施設「サッポロさとらんど」。約74haの広大な敷地に花畑や農園、芝生の公園やバーベキュー広場などがあり、レジャーや収穫体験のほか、冬には敷地全体が雪遊びの場にもなるなど、年間を通じて50万人もの市民が賑わう。

 2013年3月、同施設の南隣に出力2MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が売電を開始した。住宅産業大手の土屋ホールディングスが建設・運営する「土屋ソーラーファクトリー札幌」だ(図1)。札幌市が所有する遊休地に建設した。

図1●「土屋ソーラーファクトリー札幌」の全景
(出所:土屋ホールディングス)
クリックすると拡大した画像が開きます

 冬の降雪に備え、太陽光パネル15枚(5列3段)で構成するアレイ(パネルの設置単位)を、設置角40度、地面からアレイ最低部・1.5m、最高部・約4mもの高さで架台に据え付けた。アレイとアレイの間隔は1.3mほどだが、整然と林立する黒色のCIS化合物型パネル群は、巨大なモニュメントのような存在感がある(図2)。

図2●積雪対策から設置角40度、設置高1.5mでパネルを設置した
(出所:日経BP)
クリックすると拡大した画像が開きます

 「土屋ソーラーファクトリー札幌」の特徴は、こうした積雪に対応した架台設計だけではない。メガソーラーを囲むフェンスの前に見学者用の駐車スペースがあり、そこに住宅の屋根上太陽光発電システムを3つの据え付けパターンで展示している。

  • 記事ランキング