太陽光は「接続可能量」に到達へ

 沖縄県の宮古島は、東京から約2000km、那覇からでも約300kmの距離にあり、沖縄本島と台湾のほぼ中間に位置する。面積は約204.5km2で大阪市より少し小さいが、人口は5万5000人余り。そのほとんどが市街地である平良地区に住んでいる。

 隆起したサンゴ礁からなる平坦な島で、大きな川はなく、地下ダムを建設して雨を貯水してくみ上げ、サトウキビ栽培などが営まれている(図1)。亜熱帯性気候で年間を通じて温暖な半面、台風や干ばつの影響を受けやすいなど、厳しい自然環境でもある。

宮古島ではサトウキビが主要作物になっている
同島では地下水を地中に堰き止める「地下ダム」を建設し、丘の上の貯水タンクに組み上げておき、サトウキビなどに散水している(出所:日経BP)
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 電力需要のピークは夏季の約60MWで、昼間軽負荷期の最少需要は冬季の約22MW。島内の発電施設は、定格出力60.5MWのディーゼルエンジン発電と15MWのガスタービン発電、そして、約30MWもの再生可能エネルギー発電設備となっている。

 再エネの内訳は、風力発電4.8MW、沖縄電力直営のメガソーラー(大規模太陽光発電所)4MW、その他の需要家などに設置された太陽光が約20MWとなっている(図2)。同島の太陽光の接続可能量(30日等接続可能枠)は約24MWに設定されているが、さらに約17MWが接続申込済みとなっており、近い将来、出力抑制(出力制御)が始まる見込みだ。

図2●沖縄電力が直営で運営する4MWのメガソーラー
国の実証事業によって建設された(出所:沖縄電力)
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