探訪

宮古島、「常時」出力制御、エコキュート「昼運転」で再エネ比率90%へ(page 2)

メガソーラーは架台の「腐食」対策が急務に

2019/05/07 06:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ、
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「再エネ比率90%」目指す

 同島ではすでに電力系統の短周期変動への影響から50kW以上の大規模な太陽光の接続申し込みが停止になっている上、50kW以下の低圧接続の太陽光に関しても、「30日等接続可能枠」を超えて接続した太陽光に関しては、無制限・無補償の出力抑制が条件となる。事実上、新規の太陽光発電所の開発が難しい状況になっている。

 こうしたなかにあっても宮古島市は、今後も島内に太陽光発電をさらに増やし、2030年に128MW、2050年には208MWまで導入する目標を2019年3月に公表した。

 これは「エコアイランド宮古島宣言2.0」に盛り込まれた「エネルギー自給率」の目標である2030年22.5%、2050年48.85%を達成するための手段として設定したもの(図3)。2030年に太陽光128MW、風力6.9MWの導入によって「再エネ電力比率・55.1%」、2050年に太陽光208MW、風力36.9MWの導入で「再エネ電力比率・91.9%」の達成を目指している。

図3●宮古島市が掲げた一次エネルギー自給率の目標
(出所:宮古島市)
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 これらの太陽光の目標は、現時点におけるピーク需要(約60MW)の2~3倍もの出力規模になる。こんな大量導入が太陽光発電の経済性を確保しつつ、可能なのだろうか。

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