探訪

東証インフラファンドに上場した防府のメガソーラー(page 3)

風力・水力発電の運用資産への組み入れも睨む

2019/04/16 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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2カ月に1回全ストリングを検査

 「JEN防府太陽光発電所」は、この石炭火力設備と隣接しているため、稼働後のO&M(運営・保守)サービスは、防府エネルギーサービスが担っている。

 防府エネルギーサービスでは、約40人の人員で約80MWの火力発電設備を運営・管理している。石炭を粉砕して微粉炭にして燃焼し、ボイラーで蒸気を生み出す。ボイラーは3缶あり、毎日の安定運用には相対的に手間がかかるという。

 2016年1月から、こうした発電設備の保全業務にメガソーラーが加わった。防府エネルギーサービスの末繁誠治発電所長は、「石炭火力の運営を担ってきた視点で見ると、メガソーラー設備はたいへん安定的に稼働しており、相対的に手間がかからない。それでも、その管理にあたっては保守担当者を決めて、日常的にこまめに稼働状況をチェックするようにしている」と言う。

 具体的には、毎月、全ストリング(太陽光パネルの直列回路)のうち、半数について接続箱を開けて、電流・電圧値をチェックしているという。つまりに2カ月に1回は全ストリングの電流・電圧値を測定し、異常の兆候がないかを確認していることになる(図4)。

図4●接続箱の端子から2カ月に1回、ストリングごとに電流・電圧を測定
(出所:日経BP)
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 こうした日常的な電気点検のほか、台風が通過する前には、パネルが強風で飛散することがないよう、全パネルの固定状況を手作業で確認しているという。

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