ドローンを使って送電線を敷設

 「アーク三次太陽光発電所」の建設では、工業用地として造成されていたため、大規模に造成せず、コンクリート製置き基礎を設置し、架台を装着した。太陽光パネル横置き・4段・12列の48枚もの大面積アレイ(パネルの設置単位)を基本とし、設置角10度、地面からアレイ最低部までの設置高を約82cmで設置した(図6)。

図6●建設中の「アーク三次太陽光発電所」
(出所:アーク不動産)
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 48枚の基本アレイを南北方向2個、東西方向8個の合計16個の置き基礎で固定している。3列ごとに東西2個の置き基礎の割合になり、架台1つおきに筋交いを入れて補強した。施工効率を優先してここ数年採用が増えている1本杭に比べ、安定感がある。

 中国電力との連系点までの約1kmに敷設する特別高圧送電線は、自営線となり、3つの鉄塔を建設して高架でつないだ。施工工事は、中国電力に委託した。

 中国電力による送電ケーブルの敷設作業では、ドローン(無人小型飛行体)を使って効率化したという。ドローンに架線用のロープ(釣糸)をつけて、敷設箇所から樹木の上などを飛行させ、鉄塔上で待ち構えていた作業員にロープを届けた。そのロープに電線を結び、鉄塔の間に渡したという(図7)。

図7●特高送電線の鉄塔
(出所:日経BP)
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