「凍上現象」の影響を受けない基礎

 また、八戸市のメガソーラー周辺では、北国に特有の「凍上現象」が生じる。「凍上現象」とは、寒気によって土壌が凍結して氷の層ができ、それが分厚くなって土壌が隆起する現象で、道路や建物の基礎などに損傷を与えることがある。

 太陽光発電所でも、架台の基礎などが凍上現象による影響を受け、設置後に架台が歪んだり、ガタついたりする恐れがある。そこで、この地域での電柱を設置する方法を応用し、深さ約150cm、地上高さ50cmのコンクリート基礎を採用した(図6)。

図6●地中に深さ150cmまで基礎を築いて冬季の土地の隆起の影響を防ぐ
(出所:日経BP)
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 今回の取材時にも、敷地内には凍上現象によって、地面の土が持ち上がっている状態の場所が多く見られた(図7)。ただし、基礎や架台にはその影響が及んでおらず、設計通りの効果を発揮しているようだ。

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図7●地面には土が隆起している場所があるが、基礎には影響していない
(出所:日経BP)
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