トンネル上に並ぶ太陽光パネル

 和歌山県南部の白浜町は、約8割が森林で吉野熊野国立公園の一部を形成するなど、豊かな自然に恵まれる一方、「南紀白浜空港」や、パンダで人気の「アドベンチャーワールド」を町域に有するなど、交通や観光で紀伊半島の要となっている。

 同町を走る南白浜道路を南下し、海岸線から林間を抜けるように陸側に旋回すると、トンネルに入る直前、急な斜面に整然と並べられた太陽光パネルが目に入る。黒いパネルが斜面全体を覆うように設置されている様子は、まさに圧巻だ(図1)。

図1●南白浜道路から見える「南紀白浜ソーラーウェイ」
(出所:日経BP)
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 この太陽光発電所は、日本アジアグループの国際航業(東京都千代田区)の運営する「南紀白浜ソーラーウェイ」だ。太陽光パネルの出力で2.5088MW、連系出力で1.995MWに達し、年間発電量は一般家庭約729世帯分に相当する約323万1429kWhを見込んでいる。今年1月29日に竣工式を開催した。

 和歌山県が保有する南紀白浜空港の敷地内に建設したもので、実は、入り口付近から太陽光パネルの見えるトンネルは、南紀白浜空港の下を抜けている。トンネルの真上には滑走路がある。メガソーラーは、空港敷地内の南西向き法面に設置した(図2)。

図2●トンネル入り口の上に設置した太陽光パネル
(出所:日経BP)
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