探訪

台風で敷地が浸水! でも太陽光の全設備が難を逃れたワケ(page 4)

滋賀「舗装メガソーラー」の6年(後編)

2019/02/26 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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接続箱のヒューズが60本も切れる

 両発電所で、ほぼ同時期に接続箱のヒューズが大量に切れているのを発見したこともあった。

 2つの発電所とも、直流回路は1000V対応の構成で設計されている。当時の1000V対応の接続箱は、入出力回路の遮断にブレーカーを使った製品は存在せず、ヒューズを使った製品のみが販売されていた。このため、入出力回路に何らかのトラブルが生じると、ヒューズが切れて遮断される。送電を復旧するには、切れたヒューズを新しいものに交換する必要がある。

 この時には、米原市の発電所で約40本、湖南市の発電所でも約20本のヒューズが切れていた。この間、ヒューズが切れた直流回路の送電は止まり、売電ロスとなっていた。

 点検時に気付き、中には、ヒューズやヒューズボックスが焼けていた場所もあった。

 ヒューズが大量に切れた大きな要因はヒューズの選定にあったようだ。それまで採用していたヒューズの定格最大電流は12Aだった。これを機に、15Aの製品にすべて交換したところ、それ以降、ヒューズが大量に切れることはなくなったという。

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