滋賀県湖南市石部北にあるアスファルトコンクリート(アスコン)工場の敷地内に、出力約1.81MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「昭建石部ソーラー発電所」が立地している(図1)。

図1●アスコン工場の敷地内にある
出力約1.81MWの「昭建石部ソーラー発電所」(出所:昭建)
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 発電所名の通り、地元の土木を中心とするゼネコン(総合建設会社)の昭建(大津市)が発電事業者となる。

 同社は、近隣の滋賀県米原市にも、出力約2.45MWの「昭建柏原ソーラー発電所」を開発・運営している。

 昭建の2カ所のメガソーラーには、一般的な太陽光発電所ではほとんど見られない特徴がある。敷地全体をアスファルトで舗装していることだ(図2)。

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図2●「昭建柏原ソーラー発電所」のアスファルト舗装時の様子
(出所:昭建)

 国内の他のメガソーラーでアスファルト舗装されている場合、そのほとんどは、太陽光発電所に転用する以前から舗装されていたものをそのまま生かしたケースが多い。

 アスファルト舗装をそのまま活用すれば、施工や運用管理の条件が良く、コスト的にも有利になる。しかし、メガソーラーの新設時に新たにアスファルト舗装すると、初期コストが膨らんで投資収益性が下るため、ほとんど採用されない。

 昭建の場合、太陽光発電設備の設置時に、新たに舗装した。本業でアスファルト舗装を手がけているため、効果的な施工で相対的にコストを抑えられるノウハウがある。さらに、O&M(運用・保守)の手間を考えると、事業期間トータルでは収益性が高まる可能性が高く、舗装によるリスクにも対策を打てるという。本業の知見を生かしたといえる。

 湖南市のメガソーラーは、2013年2月に稼働し、約6年経つ。米原市のサイトは、約1年後の2014年4月に稼働し、こちらは、あと2カ月で5年間が経過する(稼働直後のメガソーラー探訪)。