「自走式」でパネル下を除草

 美作サイトの大面積アレイは、雑草対策の上でも、不利になっている。旭電業では、O&Mサービスに除草作業も含めており、同社では、外部に委託せずに社員自らが除草作業を担っている。防草手法としては、除草剤を使わずに、機械除草を基本にしている。ただ、アレイ下の空間が大きい美作サイトでは、アレイ下の除草が課題になった。

 機械除草には、大きく3タイプがある。肩にかけたり背負ったりして作業者が歩行しながら刈っていく「刈払機」のほか、人が乗って運転しながら刈り取る「乗用式(搭乗式)」、そして、タイヤなどで推進力を持つ「自走式」だ。

 パネル下の草を刈る場合、一般的な刈払機を使うと、アレイを避けるため作業者が腰をかがめながら歩く必要があり、作業性や安全性が損なわれる。そこで、自走式の草刈機を採用した。オーレック(福岡県広川町)製で、ハンドルを左右に傾けたり、刈り取り部を左右に広げたりすることで、効果的にパネル下の草を刈り取れる(図5)(図6)。

図5●自走式の草刈機でパネルの下を除草
(出所:パシフィコ・エナジー)
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図6●旭電業が除草対策を担っている
(出所:日経BP)
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 美作サイトと久米南サイトでは、主に自走式を使い、同タイプが適用しにくい場所では、刈払機を使うことで、作業者の作業性と効率性を高めている。1つのエリアにつき、春先と秋の年2回程度は、除草しているという。

 ただ、久米南サイトでは、美作サイトに比べると、自走式が使いにくい架台構造になっている。美作サイトでは南北方向に1本の杭基礎なのに対し、久米南サイトでは南北方向に2本の杭基礎を採用したためだ。

 1本の場合、パネル下が東西に細長い空間になり、自走式で一気に刈り取れるのに対し、2本の場合、一定の間隔で手前に杭基礎があるので、それが障害になって作業効率が落ちる。