茨城県守谷市にある大型の物流施設「ロジスクエア守谷」の屋根上には、6528枚の太陽光パネルが並んでいる(図1)。この屋根上を活用したメガソーラー(大規模太陽光発電所)「ロジスクエア守谷発電所」は、太陽光パネル出力が約2.088MW、パワーコンディショナー(PCS)出力が1.667MWとなっている。

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図1●出力約2.09MWの「ロジスクエア守谷発電所」
北側には筑波山が見える(右下)(出所:上はエンバイオ・ホールディングス、下は日経BP)

 「ロジスクエア守谷」は、常磐自動車道の谷和原ICから約2.0km、鉄道でもつくばエクスプレスの守谷駅、関東鉄道常総線の新守谷駅という二つの駅が徒歩圏内という、輸送面、労働力の確保の両面から好立地に位置している。

 倉庫は地上2階建てで、敷地面積は約2万5445m2、延床面積が約3万4223m2となっている。

 「ロジスクエア守谷発電所」を開発・運営しているのは、土壌汚染対策を手がけるエンバイオ・ホールディングス。買取価格は21円/kWhで、年間発電量は一般家庭約550世帯の消費電力に相当する、約242万kWhを見込んでいる。

 太陽光パネルはパナソニック製(320W/枚)、PCSは、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製の出力1.667MW機を採用し、地上の駐車場の隣接地に設置した(図2)。O&M(運営・保守)サービスは、メディア・サポート(横浜市)に委託している。

図2●駐車場の隣接地に設置されたTMEIC製のPCS
(出所:日経BP)
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 エンバイオ・ホールディングスは、土壌汚染対策のための調査や工事、コンサルティングなど手掛けている。その中で、土壌汚染などが原因で有効利用が難しい、いわゆるブラウンフィールドと呼ばれる土地の問題にも直面してきた。太陽光発電所ならば、ブラウンフィールドでも活用できる可能性があると考えたことが、再生可能エネルギー発電事業に参入するきっかけとなった。

 ブラウンフィールドの活用では、不動産の知見が不可欠となる。そこで得た不動産関連の知見や人脈は、太陽光発電所の用地確保でも生かせるという。ただ、実際に太陽光開発に乗り出してみると、現実には、発電所に適したブラウンフィールドは少なかったという。