「変換効率20%」の独自ブランドパネルを発売

 同社では、太陽光関連部材の調達力を高めるため、太陽光パネルなどの外販も手掛けており、商社としての事業も拡大させている。有望な太陽光パネルの中国メーカーなどとの関係を深めつつ、産業用と住宅用の両方に販売している。

 2016年12月には、「DMM.make solar」という独自ブランドの太陽光パネルを製品化し、住宅向けに受注を開始した(図9)(図10)。「両面発電」、「ハーフカット」など先端的なセル(発電素子)技術を採用したのが特徴だ。 有望技術を持つ中国企業との提携によるOEM(相手先ブランドによる生産)になる。

図9●ハーフカット、両面発電の太陽光パネルの表面
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図10●同太陽光パネルの裏面
(出所:DMM.com)
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 従来の太陽電池セルはP型半導体を基板にしている。新製品では、N型半導体を基板にした構造などにより、高効率を実現し、曇天時や高温時でも高い発電量を維持できるという。 透明バックシートを採用することで裏面でも発電できる。

 通常のセル(6インチ×6インチ)の半分となる「ハーフカットセル」(6インチ×3インチ)のため、セル内部の電力損失を従来の約4分の1に低減したという。パネル1枚を120セル(320W、330W/枚)と60セル(150W、160W/枚)で構成する2タイプがある。

 表面のモジュール変換効率は、330W/枚モデルで20.2%となる。加えて、両面発電タイプのため、地面からの反射光を裏面に取り込むことで、さらに発電量が増す。