デンソーエグゼクティブフェローの中川雅人氏は2017年11月28日、ドイツでの製品開発について「第1回 日独デジタル化社会へ向けての対話」(主催:在日ドイツ商工会議所、衆議院第一議員会館)で講演した。人工知能(AI)やIoT(Internet of Things)などの発展により、技術開発ではスピードが求められている。同氏は11年間のドイツ駐在で見た、非競争領域と競争領域を分ける手法が参考になると紹介した。

[画像のクリックで拡大表示]
デンソーエグゼクティブフェローの中川雅人氏

 非競争領域と競争領域とは「非競争領域が“What”、競争領域が“How”という問いに答えるもの」(同氏)。どのような機能を目指していくのか、どれくらい精度を必要とするかなどを考える範囲が非競争領域であり、Whatで求められた回答をどうやって(How)実現するか、実際の製品でどう活用するのかなどという範囲が競争領域に当たる。例えばドイツ自動車工業会では一部製品における共通の仕様・性能をサプライヤー各社に明示しており、そこで開発競争が起きない。

日本と欧州の対比
[画像のクリックで拡大表示]
競争領域と非競争領域の違い
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は登録月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら