Linuxベースの車載ソフトウエアプラットフォーム「AGL(Automotive Grade Linux)」プロジェクトのリーダーであるDan Cauchy氏は2017年11月15日、横浜市で開催されたOpen Source Forumに登壇し、AGLの最新状況と今後の動向を語った。AGLは、オープンソースの持続可能なエコシステム構築支援を目的とする非営利コンソーシアム「Linux Foundation」が進めているプロジェクトである。

Linux FoundationのGeneral Manager Automotive & Executive Director of AGL、Dan Cauchy氏

 Cauchy氏は、米Monta Vista社においてGeneral ManagerやVice Presidentとして携帯電話および自動車向け組み込みLinuxの開発に携わった経歴を持ち、現在はLinux FoundationのGeneral Manager Automotive & Executive Director of AGLを務める(関連記事「MentorがMonta Vistaから自動車関連資産を買収」)。Open Source Forumは、オープンソース活動の促進を目的としてLinux Foundationが日本で毎年開催する招待制のイベント。今年はCauchy氏とともに、ドイツBosch Software Innovations社のSteffen Evers氏、ドイツBMW Car IT社のLukas Bulwahn氏が登壇し、自動車産業をはじめとする製造業のオープンソース利用状況や、安全性が重要視される自動車向け組み込みLinuxの品質管理をテーマに講演した。

 冒頭、Cauchy氏は自らの経歴を述べた後、クルマのダッシュボードにスマートフォン(スマホ)を取り付けた写真を見せながら、「こうした奇妙なことをしている人はどれくらいいますか」と参加者に問いかけた。ダッシュボードのスマホは「車載ソフトがユーザーの期待に応えられていない象徴」(Cauchy氏)であり、日本だけでなく欧米にも同じことをしている人がたくさんいるという。

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