米Red Hat社の日本法人であるレッドハットは2017年9月29日、構成管理の自動化プラットフォーム「Red Hat Ansible Automation」を国内向けに発表した。Red Hat Ansible Automationは実行エンジンである「Red Hat Ansible Engine」、およびRed Hat Ansible Engineにエンタープライズ向けの管理機能を付与する「Red Hat Ansible Tower」で構成される。

  Ansible Automationは、オンプレミス環境はもちろん、Red Hat OpenStack Platformを使ったプライベートクラウド、Amazon Web Servicesなどのパブリッククラウドにおける設定までを自動化の対象とする。「これまでの自動化は、サーバー、クラウド、ネットワークなどの要素ごとに縦割りで導入されてきた。だが、ユーザーはすべてをカバーするスケーラブルな自動化のプラットフォームを望んでいる。Ansibleはそのための共通言語となるものだ」(Red Hat社Ansible担当General ManagerのJustin Nemmers氏)。

Red Hat社Ansible担当General ManagerのJustin Nemmers氏

 Ansibleは、もともと米Ansible社を中心とするオープンソースプロジェクトによって開発された。Red Hat社は2015年にAnsible社を買収。エンタープライズ向け管理機能のモジュールであるAnsible Towerをオープンソースソフトウエアである実行エンジン「Ansible Core」と組み合わせて顧客に提供してきた(関連記事「構成管理ツールAnsibleにチーム機能を付加、DevOpsを推進」)。

 今回発売するAnsible Engineは、このAnsible Coreの商用ディストリビューションという位置付けになる。Ansible Coreとの違いは、8時間×週5日または24時間×週7日のグローバルサポート、ネットワーク機器向けのモジュール「Red Hat Ansible Engine Networking Add-On」の提供など。「Linuxで言えば、オープンソースのディストリビューション『Fedora』とRed Hat社が提供する商用ディストリビューション『Red Hat Enterprise Linux』のような関係だと考えれば分かりやすいだろう」(Nemmers氏)。

Ansible EngineとAnsibleコミュニティ(Ansible Core)の比較

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