コマツがIoT活用を加速

 とはいえ、国や業界団体が旗を振るだけでは、革命は起こらない。肝心なのは、工場の“ユーザー”の動向である。2015年にスマート化への姿勢を最も鮮明に打ち出した企業の1つは、コマツだろう。同社は2015年6月、IoTを最大限に活用したものづくりの強化策をぶち上げた。具体的には、あらゆる生産設備をネットワークにつなげて情報を可視化し、その分析結果を品質や生産性の向上に生かすという。そのスマート工場の概念をコマツは「KOM-MICS(コムミックス)」と呼ぶ。

日経ものづくり2015年9月号特集「インダストリー4.0は怖くない
サプライヤー工場もスマート化、世界に先手を打つ日本企業

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 2015年9月に開催された「FACTORY 2015 Fall」(主催:日経BP社)では、このKOM-MICSを推進するコマツ執行役員生産本部生産技術開発センタ所長の栗山和也氏のほか、米Industrial Internet Consortium(IIC)のChief Technical Officer(CTO)を務めるStephen Mellor氏と、ドイツSiemens社Digital Factory Division, Head of StrategyのHans Rauner氏が登壇。日米独の第一人者がスマート工場を実現するための道筋や、将来のビジネスモデルについて熱く議論した。

スマート工場とは何か、実現には何が必要なのか
スマート工場でビジネスモデルはどう変わるのか

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