再生可能エネルギーの分野でも、「PVアセットマネジメント&O&Mカンファレンス」が開催されるなど、「アセットマネジメントサービス(Asset Management Service)」が注目を集めるようになってきた。

 日本でも稼働済み太陽光発電所が36GWを超え、電力インフラとして無視できない存在となってきたためである。しかし、そのインフラ設備を適切に管理し、効率的に運営される状態を継続するために人手が必要となってきている。

そもそも「アセットマネジメント」とは

 今回は、再エネビジネスの最新動向としての「アセットマネジメントサービス」について解説する。

 アセットマネジメントサービスは、もともとは金融業界で使用される言葉で、金融資産や不動産の管理業務をオーナーに代わって行うサービスである。

 ただ、似たようなサービスに、O&M(Operation & Maintenance:運営・保守)という業務がある。O&Mとアセットマネジメントサービスはどう違うのか。O&Mは、太陽光発電設備の点検、不具合の是正など、技術的な設備管理である。日本だと「電気保安」と言っても良いかもしれない。

 それに対して、アセットマネジメントは技術要素以外での発電設備の管理、資産運用効率の最大化、収益の最大化などを目的としている。どちらかと言うと、事務代行としての観点から使われるケースが多いかもしれない(図1)。

図1●アセットマネジメントの具体的業務
(出所:筆者)
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