エアコンが止まるとPCSも停止

 冷房の必要なPCSもまだ散見されるが、エアコンが止まるとPCSも止まるため、エアコン停止の事態は未然に防ぐ必要がある。しかし、エアコンは業務用であっても、20年間使用することは難しい。また、屋外で使用されるエアコンは室内使用より消耗が激しく、特に夏季に酷使される前に、整備しておくべきだろう。具体的には、フィルター清掃、直射日光を避ける工夫、室外機の分解整備、ガス充填を実施する。

架台の錆び対策は十分か?

 スチール製架台は強度が高い半面、錆が出てくるという難点がある。錆を除去し、塗り直しをするには、ボルトを外し、パネルを取り外す工程が必要となり、大掛かりな工事となってしまう。従って、錆対策が十分な架台かどうか、について注意が必要である。逆に、アルミ製架台は、錆に強い半面、強度に劣る。台風通過時に、パネルが飛散する事例が見られるが、ボルトに緩みがないか、チェックが必要だ(図4)。

図4●鉄製の架台には錆び対策が必須になる
(出所:日経BP)
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ケーブルの大敵はネズミ

 構内ケーブルは、ネズミなどの小動物がかじり、それによる絶縁不良は発生しやすい事例だ。また、パネル間をつなぐ直流ケーブルも、ジョイント部分の接続不良が発生する。ツタがからみ、ジョイント部分が見えない発電所も多い。火災につながりかねないので注意すべき状態である(図5)。

図5●パネルの隙間から直射が当たり、劣化・不具合になったケーブル接続部
(出所:日経BP)
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ダントツに多い通信設備の不良

 通信設備の不良はダントツに発生件数が多い。通信設備がエラーとなると、パワコンの運転状況や売電の状況がわからなくなるため、緊急に駆け付ける必要がある。ほとんどの場合、OS(基本ソフト)のリブートによりエラーが直る例が多い。駆け付け費用の節約のためには、信頼性の高いシステムの採用が有用である。