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高齢者や運転手の見守り、ICTで効率化

【第1回】見守り・監視技術に関する特許を徹底分析

2016/11/29 04:00
キャップインターナショナル
この記事は『見守り・監視技術に関する特許分析と事業化動向』(発行:キャップインターナショナル)から一部を抜粋・編集したものです。

 本稿は、高齢者の介護、病人の看護、育児・保育など、さまざまな場面での活用が始まっている見守り・監視システムに関する技術の特許出願を抽出・解析したものである。

 「見守り」「監視」ともに意味が広い言葉で、特許検索や分類が難しい。そこで本稿では、見守り・監視の分野として「高齢者を中心とした介護看護」「子どもの保育」「ペットの世話」「徘徊迷子の監視や捜索」「運転者の監視」という5つのテーマを設定した。また、見守り・監視の方法として「カメラ/画像」「位置/動き」「生体信号」という3つのテーマを設定した。これらを組み合わせた3×5=15個の検索式を作り、そこから得られた15個のグループについて分析を行った(図1)。これらのテーマを設定した背景について、以下に述べる。

図1●見守り対象5分野と見守り方法3分野の関係
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見守り・監視システムの背景と現状

 少子高齢化が進み、介護を必要とする高齢者や、病気・けがなどで看護を必要とする高齢者も増えている。一方で、高齢者を支える世代の負担が次第に重くなり、将来への不安から結婚や子育てに踏み出せない若年者の増加が、さらに少子化を進めるという悪循環がある。この悪循環を断ち切ることは、現代日本において最重要課題となりつつある。

 これからの日本の成長には高齢者支援と子育て支援の充実が不可欠だが、介護や保育は家庭においても専門施設においても人対人で行う部分がほとんどであり、常に対象者の状態を注意して見守り続けるという効率が悪い作業となる。

 現役世代の負担を増やさずに高齢者支援と子育て支援を充実させるためには、ICTを活用した効率化や負担軽減が急務となっている。そこで、カメラ、センサ、マイコン、ネットワークを効率化に利用する見守り・監視技術によって、介護や保育を受ける側の安全やサービスの質を維持しつつ、介護者や保育者の負担を大幅に軽減するさまざまなシステムが提案されている。

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