現在、日本の大学の体育会系部活動で、男女合わせた所属人数が最も多いスポーツをご存知だろうか。1600年代に北米インディアンの闘争訓練をフランス系移民が見つけ、命名した北米発祥のスポーツ「ラクロス」である。日本ではまだあまり知名度が高くないスポーツだが、「クロス」と呼ばれる網の付いたスティックを持つ学生たちを見かけたことがある人は多いだろう。ラクロスは大学から始める人がほとんどの競技であるため、「もう一度スポーツで勝負したい」学生の間で人気が出ているという。

男子日本代表の試合の様子
男女でルールが異なり、男子は10人対10人、女子は12人対12人。防具を着け、クロスを使ってゴム製のボールをパスをしながら運び、相手のゴールに入れるのが基本。男子はボールを持っている相手のクロスやグローブを叩いたりすることがルールで認められている(写真:ラクロス男子日本代表)
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 日本でのラクロスの起源は、1986年に慶應義塾大学に体育会が創設されたこととされている。このときの競技人口はわずか21人だったが、今では約1万8000人にまで拡大している。世界的には国際ラクロス連盟(FIL)に60カ国が加盟し、2028年のオリンピック種目化を目指して展開を加速させている。

 2018年7月、FILが主催する男子ラクロスの世界選手権大会がイスラエルで開催(7月12日~21日)、46の国と地域が参加した。2014年の前回大会で8位だった日本代表は、メダル獲得を目指して戦いに挑んだ。

男子ラクロス日本代表の選手とスタッフ
最前列左がヘッドコーチ(HC)の岩本祐介氏(写真:ラクロス男子日本代表)
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