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スポーツIT革命の衝撃

目指せサッカー発産業共創、清水エスパルス×日本IBMの挑戦

2018/07/06 05:00

内田 泰=日経 xTECH

清水でモデル作って全国展開

 全部で5回を予定しているワークショップは、エスパルスのオフィシャルショップなど関連施設で開催する。さらに、パートナー企業などから6人のメンター(助言者)が実業界の知見を提供する。メンターは、Jリーグマーケティング 専務執行役員の山下修作氏、Takram代表の田川欣哉氏、日本政策投資銀行 地域企画部参事役 桂田隆行氏などだ。

 清水エスパルスがINNOVATION Lab.を開始するのは、同クラブが「フェーズ3」と位置付ける拡大・拡張のフェーズに差し掛かっているからだ。同クラブの売上高はJリーグでトップの浦和レッドダイヤモンズの約80億円(2017年度)からは引き離されているものの、成長を続けており、40億円を超えた。今後も成長を続けるためには、静岡そして清水という地方クラブの特徴を生かしたビッグクラブへのキャッチアップのシナリオを描く必要があるという。

 このために“サッカー王国”である静岡県や静岡市のサッカーに対する熱量を活かしながら、外部機関と連携し、テクノロジーを活用しながらイノベーションの創出に挑む。コンテンツとしてのエスパルス、そして地域および企業間の結びつきを強化してコミュニティを活性化する。

 INNOVATION Lab.に参画する日本IBMのGBS事業本部コグニティブAI/IBM SPORTSの岡田明氏は「テクノロジーを活用して、サッカーの老舗の地でイノベーションを起こす。この場所で新しいモデルを作って、それを全国展開したい」と意気込みを語る。