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スポーツIT革命の衝撃

気まぐれな自然に泣く海のスポーツ、救いの手はIoT

ICTが彩るウインドサーフィンW杯(上)

2018/06/07 05:00

今井拓司=ライター

スマホアプリも日々改善

 スマホ向けアプリにも日々改善を施した。レース初日には、仮想空間を走り回るウインドサーフィン画像が、後にひく航跡の線が錯綜して見にくいとの指摘があった。これを受けて、航跡が残る時間を30秒までと短縮し、見栄えをよくした。アプリの使い方がわからないとの声に応じて、横井氏自らが実況中継に登場し、操作方法を説明する一幕もあった。

 まだ開発途上の機能もある。仮想空間中の「カメラ」をドローンと同様に操作して視点を動かすモードだ。操作に慣れが必要なのか、中継中に視点を変えようとして、すんなりいかないシーンもあった。

右下がドローンモードのアプリ画面。矢印を押すことで、仮想的なカメラの位置を、あたかもドローンを操るかのように操作できる
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 富士通がアプリの開発を依頼したのは、ベンチャー企業のタイムカプセルである。スポーツ関連のアプリの制作を得意とし、横須賀市にも拠点があることからパートナーに選んだ。航跡の短縮といった仕様の変更を即座にアプリに反映するなど、機動的に対処してくれたという。

(中)に続く