小さなボールの方向や強さを即時に感知し、的確にボールを打ち返す―。オムロンが開発した「卓球ロボット」。国内最大の家電関連展示会「CEATEC JAPAN 2017(日経テクノロジーオンラインで速報中)」を始め、国内外の展示会などで展示され大きな話題を集めるこのロボットは、オムロンの世界最先端のセンシング技術を象徴する存在だ。

 センシングは今や急激に拡大するIoT(モノのインターネット)の中核を成す技術。オムロンは自らIoTの先進活用をけん引し、センシング技術の用途の幅を広げる。自社の生産現場や「オープンイノベーション」による他社との“共有”で、IoTの先端を走るべく挑戦を続ける、オムロンの最前線に迫る。

 IoTの用途が広がるなか、自社だけで対応するのは限界がある。そこでオムロンは、パートナーに自社技術を提供し新しい用途を開発する「オープンイノベーション」への取り組みを加速させている。5億ライセンスの実績を持つ顔認証技術を、ベンチャー企業などに提供するための仕掛けも作り込んだ。

 ベッドで眠っている赤ちゃんの姿を見守るカメラ型の画像センサー。赤ちゃんが目覚めて動き始めると、それを検知して、泣き始める前に母親のスマートフォン(スマホ)に画像を送って知らせる─。

●オープンイノベーションで顔認証技術の用途を拡大
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 こんな機能を持つのが、オムロンが2015年9月に発売した「ヒューマンビジョンコンポ 家族目線」。赤ちゃんのほか、ペットや留守宅の見守りに使える専用アプリをネットワークカメラセンサーに内蔵。インターネットでスマホとつなぎ、留守宅に音や動きがあるとスマホに知らせたり、ペットの動きをリアルタイムに伝えたりする。価格は2万9800円で、アマゾン・ドット・コムや楽天などのネットストアで購入できる。

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