建設慎重派から心変わりの理由

ミクシィ代表取締役社長執行委員の木村弘毅氏
(写真:千葉ジェッツ)
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 島田氏はこれまで、アリーナ建設には採算性の問題から長く慎重な姿勢を表明してきた。同氏がここに来てその姿勢を180度方針転換した理由は、千葉ジェッツの成長に手応えを感じたからだ。

 同チームは現在、船橋アリーナ(船橋市)と千葉ポートアリーナ(千葉市)をホームとしているが、2018-2019年シーズンはホーム開催の試合が約5000席すべて完売、立ち見客が毎試合出るほどの人気チームとなった。成績も同シーズン東地区リーグを連覇するなど強豪へと成長した。東地区リーグ優勝を決めた4月14日の試合にも5560人が詰めかけた。

 こうした満員御礼の状況は、裏を返せば試合を観たいのにチケットを入手できないファンが一定数存在することを意味し、それが満足度向上の制約にもなっていた。島田氏は「Bリーグで約3年やってきて、5000席を満席にした上に立ち見が出る状態にし、さらに値上げしてもその状況が変わらなかった。このことで1万人アリーナを満席にする手ごたえをつかんだ」と話した。

 B.LEAGUEチェアマンを務める大河正明氏は、「今回の千葉ジェッツとミクシィの戦略的業務資本提携は、従来からの実業団系チームと企業とのスポンサー契約とは決定的に異なる。ミクシィは千葉ジェッツを純粋に投資の対象として見ている。これはB.LEAGUEとして新しいチャレンジの第一弾で、今後第二弾、第三弾が出ることを期待している」とコメントした。

4月14日に、B.LEAGUE東地区でリーグ連覇を達成した千葉ジェッツ
(写真:千葉ジェッツ)
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