「いつ、どこになるかまだ決まっていないが、なるべく早く着手したい」(千葉ジェッツふなばし 代表取締役社長の島田慎二氏)

 男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」でNo.1の集客を誇る千葉ジェッツふなばし(千葉ジェッツ)は2019年4月14日、中長期経営戦略の一環として民設民営による1万人規模のアリーナ建設計画を発表した。自前のアリーナを活用して、顧客満足度や観戦体験の向上の実現を目指す。現在、沖縄市が主導して琉球ゴールデンキングスのホームとなる1万人アリーナの建設を進めているが、「民間資本で建設・運営するアリーナはB.LEAGUEで初めて」(島田氏)となる。

千葉ジェッツが構想する1万人アリーナの内観イメージ
(図:千葉ジェッツ)
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単なるスポンサーでは積極投資できない

千葉ジェッツふなばし 代表取締役社長の島田慎二氏
(写真:千葉ジェッツ)
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 巨額になるアリーナの建設資金を調達するために、2017年からパートナーシップ契約を結んでいるミクシィと戦略的業務資本提携を締結した。ミクシィは千葉ジェッツの株式の過半数を取得し、同チームを連結子会社化する。

 ミクシィ代表取締役社長執行委員の木村弘毅氏は「当社はコミュニケーションカンパニーを標榜し、SNS、ゲームの次の事業の柱はスポーツであると考えている。名前を売るためではなく事業としてやる。今回、アリーナ建設のために積極投資するとなると、スポンサー契約だけだと投資対効果を説明できないが、グループ会社化することでそれを実現できる」と話した。なお、島田氏を含む千葉ジェッツの体制に今後も変更はないという。

 アリーナはミクシィなどの協力の下、千葉ジェッツが主体となって建設する。建設地は基本的に千葉県船橋市内を予定しているが、用地選定はこれからなので「未定」としている。

 アリーナは千葉ジェッツの試合以外に音楽のライブコンサートやeスポーツの大会など各種イベントにも活用する。「ジェッツの試合は年間でも多くて35~36試合しかない。それだけではビジネス上、民間でやる意味はない」(島田氏)。多目的活用のために、交通の便が良い立地を探すという。