今回は、シリコンバレー技術者の就活や転職事情を紹介する。急速な事業化を目指す先端技術企業の間では、人材の採用は重要課題だ。シリコンバレーでは、人材の引き抜きは頻繁だし、人材の引きとめも盛んだ。人が企業を辞める場合でも、悪い評判がたたないよう、気を配るようになってきている。筆者が勤務しているPDF Solutions社のサンノゼオフィスでのケースを中心に紹介する。

 技術系の採用の場合、応募してくるのは、米国生まれ外国生まれを問わず、米国で学位を取ってから数年間大企業で働いた経験を持つ人またはポストドクターの人が多い。一方で、個人的な印象だが、数百人規模の急成長最中にある先端技術系企業の技術職では、学位をとった直後の人の採用は少ないと思う。

 採用活動は、年間を通じて行われている。日本のように、4月に全員で入社式という光景はない。企業の成長過程で必要に応じて欠員を補充していく。応募者が入りたい企業にコンタクトを取る方法は複数ある。知り合いを通じての紹介(シリコンバレーはこのケースが結構多い)、Webでの応募(近年は、ずいぶん多くなった)、ジョブフェアーでのコンタクト、リクルーターからの紹介などである。筆者はミネソタ州からシリコンバレーに仕事で出張した際、たまたま、目に付いたジョブフェアーで渡した履歴書がきっかけだった。

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