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スポーツとイノベーション

「異業種×スポーツ」が、新たなビジネスを創造する

「スポーツビジネス創造塾 第2期」報告:ワークショップ編(その1)

2018/09/10 05:00

久我智也=ライター

スポーツへの思い、意識の高さを伺わせる

 ワークショップの2日目は、初日に考えたアイデアが実現したとき、「誰に対して、いつ、どこで、どのような価値を提供するのか」を考えるため、カスタマー(顧客)やステークホルダー(利害関係者)を分析するワークや、考えたアイデアの実現イメージや取り組みたい理由、いつ頃までに実現を目指すかを可視化するワークに取り組んだ。これらのワークを経ることで、ビジネスモデルの素地が出来上がり、サービスの具体化や方向修正、課題の洗い出しなどにつなげることができる。

 各チームは、2日目の最後に議論の結果を他のチームと共有した。前述した「スポーツ×まちづくり」をテーマにしたチームは、「訪日外国人」と「スポーツイベントを実施する地域の人々」をステークホルダーに見立てた上で、両者をつなぎ、体験をパッケージ化するサービスを考えたという。

「我々のチームは、『スポーツによる地方創生は、本当に関係者をハッピーにするのか?』という問いからスタートし、地方で開催する地方のスポーツイベントに持続性をもたらすアイデアを議論しています。そこで、訪日外国人観光客をターゲットに設定し、彼らがスポーツイベントに参加するための手続きを代理するサービスを考えています。利便性を高めることで参加のハードルを下げると共に、ホームステイのような形で地元の人々との交流を深める機会を創出し、イベント参加者に『またここに来たい』と思ってもらう。それがイベントに持続性をもたらすという内容を現段階では考えています」

 2日目のワークショップはここで終了した。それほど長くはない時間の中、手探り状態でのワークであったものの、2日間で各チームのアイデアは形となり始めており、受講生の意識の高さや、スポーツビジネスへの思いの強さをうかがわせた。

 3日目のワークショップは、横浜DeNAベイスターズが運営する「The BAYS」に足を運び、スポーツビジネスの現場でインプットを行うフィールドワークが実施された。その模様は後日レポートする。