健康そのものではなく、一歩先にある付加価値、つまり健康という基盤の上で個人や組織が成し遂げたいことは何なのか。そこに焦点を当てたBtoB/BtoCのサービスやプロダクトの開発がますます重要になってくる。
本特集では、いわば“脱ヘルスケア”ともいえる流れに関連した最新動向をお伝えしていく。
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健康そのものではなく、一歩先にある付加価値、つまり健康という基盤の上で個人や組織が成し遂げたいことは何なのか。そこに焦点を当てたBtoB/BtoCのサービスやプロダクトの開発がますます重要になってくる。
本特集では、いわば“脱ヘルスケア”ともいえる流れに関連した最新動向をお伝えしていく。
ユーザーのモチベーションを高める「ゲーミフィケーション」を生かせ
課金の代わりに“うんこの報告”をすることでキャラクターを強くできる――。そんなソーシャルゲーム「うんコレ」の開発が佳境を迎えている。開発は日本うんこ学会を中心に進められており、早ければ2019年2月に無料で提供する計画だ。
人の“性”へ訴える手法を活用した事例に見る
2018年7月に発売した健康増進型保険「住友生命『Vitality』」は、健康増進の取り組みで保険料が変動する。この商品には「行動経済学」の考え方が応用されている。昨年Richard H. Thaler氏がノーベル経済学賞を受賞したことで、ヘルスケア領域でも行動経済学を応用した事例がにわかに目立ち始…
「健康経営や働き方改革に関するイベントで、『幸福度』についての講演依頼が相次いでいる」――。最近では、幸福度と従業員の生産性、あるいは幸福度と企業の財務情報といった相関を精緻に研究する動きが出始めてきており、健康経営をさらに追求する次のステップとしてにわかに幸福度への注目が高まってきているのだ。