課金代わりに“うんこ報告”も、ヘルスケアにゲームを(page 5)

ユーザーのモチベーションを高める「ゲーミフィケーション」を生かせ

2019/01/15 17:30
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

ラジオ体操もゲーミフィケーション!?

 岸本氏によると、ゲーミフィケーションは6つの要素から構成されるという。すなわち、(1)能動的参加、(2)称賛演出、(3)即時フィードバック、(4)自己表現、(5)成長の可視化、(6)達成可能な目標設定、である。

 ゲーミフィケーションといえば、手の込んだテレビゲームを連想しがちだが、意外にもその敷居は低い。例えば、小学生が夏休みに行うラジオ体操にもゲーミフィケーションが応用されている。ラジオ体操に通うほどスタンプをもらえて、一定数集めると景品と交換してもらえる。アナログな仕掛けだが、ゲーミフィケーションの6要素を全て満たしているという。

 ゲーミフィケーションを応用した事例を世の中に広めるため、岸本氏らはかねて、「シリアスゲームジャム」というイベントを開催してきた。学生と社会人が協力してテーマに沿ったゲームを2日間で制作するというイベントである。

 2016年12月に開催された第5回のシリアスゲームジャムで制作されたのが、眼シューティングゲーム「ゴーゴンの館」である。コントローラーやボタンの操作が不自由な人でも楽しめるように、アイトラッカーを活用したゲームだ。具体的には、上下左右の移動を視線で行えるようにし、モニターの一点をじっと見つめるとモンスターを攻撃できる仕組みだ。

(左)ゴーゴンの館の操作方法と(右)ゲーム画面のイメージ(提供:岸本氏)
クリックすると拡大した画像が開きます

 岸本氏は、「今後もゲーミフィケーションが世の中の役に立つという事例を重ねていきたい」と意気込む。

お知らせ

ピックアップPR

もっと見る

記事ランキング