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医師のタスクシェア、患者に理解してもらう努力も必要

白石 吉彦氏 隠岐広域連合立 隠岐島前病院 院長

2018/07/02 15:00
増田 克善=日経デジタルヘルス

 医療従事者のタスクシェアリングを実践していく上で重要なことは、タスクをシェアされる側の理解を得ることと、その業務を行うことによる達成感とやり甲斐を考えることだと思っています。加えて、患者にもそうした診療体制を理解してもらう努力が必要です。

隠岐広域連合立 隠岐島前病院 院長の白石吉彦氏(写真:加藤康、以下同)
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 当院のように対象人口が6000人程度で、患者の顔がほとんど分かるような地域では、長年、島に住んでいる私に診てもらいたいと思っている患者が多いのが実情です。つまり、他の医師が診ることを敬遠するというわけです。私の診察の際には若手の医師や研修医が同席していますが、「院長だけにしてほしい」という患者もいるほどです。

 そこで島民には、私たちが医師を育てていかなければ、島に医師はいなくなることを、事あるごとに説明しています。実際、常勤医や年間20人程の研修医には島の出身者はいませんから。

 毎年行っている研修医の報告会は、以前は院内の職員に向けた報告会でした。しかし、今では一般住民も参加できるようにしました。現在、頼りにされている私や数年勤務する常勤医にも研修医時代があって、こうやって医師が育ってきて今があることを理解してもらうためです。この取り組みは一例ですが、限られた医師でタスクシェアリングの体制を受け入れてもらえるよう患者の理解に務めています。

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