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もっと多くの薬剤師が病院で働くようになってほしい

戎 初代氏 東京ベイ・浦安市川医療センター 集中ケア 認定看護師

2018/06/29 13:30
宮川 泰明=スプール

 病院勤務の看護師の立場から、働き方改革に関して期待していることの一つは、薬剤師の存在です。日本には多くの薬剤師がいます。しかし、病院で働く薬剤師はその20%に過ぎません。

東京ベイ・浦安市川医療センター 集中ケア 認定看護師の戎 初代氏(写真:加藤康、以下同)
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 もちろん、薬剤師が働く場所を選ぶのは自由です。病院以外の場所を選択すること自体に何も問題もありません。一方で、我々看護師としては、病院の中に薬剤師がいてほしいと思うシチュエーションがたくさんあります。もっと多くの薬剤師が病院で働くようになってほしいと実感しているのです。

 もちろん、新たに薬剤師を雇うとなれば、病院としては「財源はどうするんだ」という議論になります。ただし、適切なタスクシフトが進めば、看護師の時間外労働が減ることが期待できます。海外で先行するNP(Nurse Practitioner)やPA(Physician Assistant)といった職種の活用も含め、新たな働き方の環境実現に向けて取り組んでいく必要があるのではないかと思います。

説明不足のままの仕事の上乗せはではダメ

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 タスクシフトをうまく進めていくためには、現状を理解し、環境を整えることが重要だと思います。タスクを渡される側の感覚としては、「これは本当に自分がやらないといけないのか」という反発は必ず起こると思います。入院生活を良くできる、退院が早くできるといった患者のメリットにつながるのであれば納得感もありますが、説明不足のまま仕事を上乗せされてしまうとモチベーションは高まりません。

 我々看護師の視点から見ると、看護師に仕事を渡すのは医師です。医師はある程度自分で仕事の時間配分をコントロールできる立場にある一方で、看護師は医師からの指示を受けつつ患者のケアもしつつ、と時間の自由度が比較的低い状態で働いています。新しいことを学ぶ時間的な余裕も少ないというのが現状です。こうした環境を考慮した上でのタスクシフトが大切だと思います。(談)

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