タスクシェアリングには2種類ある

 経営者や管理職の方々を分類すると、我々が一番ハードルが高いと感じるのは「意識が低く、ノウハウも知らない人」です。逆に、「意識は高いが、ノウハウを知らない人」は我々にとって対応しやすい人材といえます。病院によって温度差はありますが、危機感を持った人は少なからずいますから、そういった人たちに、いかに火をつけて広げていくか。それが大切だと感じています。

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 今回の話題の一つにタスクシェアリングがありますが、タスクシェアリングには自ら動く「能動的タスクシェアリング」と、命令されて動く「受動的タスクシェアリング」の2種類があると考えています。これはどちらが良い悪いというものではなく、例えば管理型のリーダーであれば受動型タスクシェアリングが上手くハマるパターンで、ここにITを導入すると非常に効果的に作用すると思います。一方で、臨機応変に動いてきた人がいる小さい組織などの場合では、縦割りに業務を分けてタスクシェアリングするのは、ちょっと乱暴な議論になる可能性は高いです。

 そういった点も踏まえると、現状はまだトライ&エラーの状況といえます。さまざまな意見をうかがいながら「ITができること」や「ITがマッチしづらいところ」のすみ分けを明確にしていくと、ITが今後浸透しやすくなるのではないかと考えます。(談)