島根県益田市で市民の血圧や尿成分を測定するワケ(page 3)

血圧はなぜ上がるのか、解明目指す

2018/12/17 15:00
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

毎朝の測定が“歯みがき”のような習慣に

 参加者の中には、これまで血圧を測定する習慣がなかった人が多くいる。それにも関わらず今回の事業に参加したのは、「IoTというキーワードを使ったことで30~40代の人に興味を持ってもらえたから」と益田市福祉環境部の山本氏は見る。

益田市議会事務局 次長の石川信幸氏
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 参加者の一人である益田市議会事務局 次長の石川信幸氏も、以前は血圧測定の習慣がなかったという。測定データに対してフィードバックをもらえることにメリットを感じて事業に参加したところ、「毎朝の測定も“歯を磨く”ことと同じように習慣化できている」と話す。参加者の中には、測定してみると血圧が高いことが分かり、病院を受診することになった人もいるなど、習慣化による効果が出始めてきている。

 益田市長の山本氏も、「日々の食生活が如実に反映されるため、生活習慣の見直しにつながっている」と話す。Na/Kの値が高い日は、カリウムが多く含まれるバナナを食べるようにするなど、行動変容にもつながっているようだ。

■変更履歴
記事初出時、カリウムの働きについて「水分を排出」とあったのは「ナトリウムを排出」でした。お詫びして訂正します。記事は修正済みです。

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