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「うんち」「おしっこ」は雄弁な語り手(page 3)

“排泄”はデジタルヘルスの新鉱脈となるか(下)

2017/03/08 05:00
大下 淳一=日経デジタルヘルス

「腸内フローラ」が熱い!

「Baby うんち」のアプリ画面(提供:聖路加国際大学)
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 尿だけでなく、便も健康モニタリングの重要な対象だ。聖路加国際大学 講師の星野絵里氏のグループは2016年9月、「Baby うんち」という愛らしい名前のiPhoneアプリを使った臨床研究を開始した(関連記事)。

 生後間もない赤ちゃんの便を、母親や父親が日々のおむつ交換時にiPhoneで撮影。便の色情報から赤ちゃんの健康状態を把握するとともに、大規模にデータを収集。胆道閉鎖症など、新生児に特有の病気を早期発見できるアルゴリズムを開発する。

 このBaby うんちの開発に協力したのが、うんち観察による健康管理アプリ「ウンログ」で知られるウンログ。排泄周りのヘルスケアサービスのパイオニア的存在だ。

 ウンログは2016年9月、「腸内フローラ検査」と呼ぶサービスを新たに開始した(関連記事)。人間の腸には100兆個を超える細菌が存在し、その集合体を腸内フローラ(腸内細菌叢)と呼ぶ。近年、この腸内フローラの状態が日々の健康や美容に大きな影響を与えたり、逆に生活習慣や健康状態を反映したりすることが分かってきた。

ウンログなど「腸内フローラ検査」を提供する企業が増えてきた
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 腸内フローラに着目したサービスには、ウンログ以外にも複数のベンチャーが参入している。細菌叢をそのままズバリ社名に冠したサイキンソー(東京都渋谷区)はその1社。腸内フローラ検査サービス「Mykinso(マイキンソー)」を提供中だ(関連記事)。テクノスルガ・ラボ(静岡市)は弘前大学の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」に参加し、腸内フローラの解析を通じた健康度検査システムの開発を進めている(関連記事)。

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