「CES」の会場では新しいディスプレー技術が数多く紹介されたが、以前から存在するも、あまり顧みられていないアイテムに徹底的にこだわり、推進している中国の大手テレビメーカーが目を引いた。Hisense社である。レーザー光をDLPデバイスで変調し、3原色の蛍光体回転板によってフルカラー表示を得る。その光を超単焦点レンズによって、スクリーン下の至近距離から上方に投映するという仕組みだ。

 同社は2014年から「CES」で出展を始めた。その後、解像度を2Kから4Kに高め、対応スクリーンサイズも80型、88型、100型とバリエーションを増やしている。ソニーも同種の超短焦点レーザープロジェクターを商品化しているが、これはあくまでも特別な用途に向けた製品である。

 一方、Hisense社は「テレビ」という呼称を与えていることでも分かるように、一般の家庭用テレビ製品として広めることを狙う。今回の新製品は100型スクリーン対応の「100L8D」である。解像度は4K、輝度は350cd/m2、色再現範囲はNTSC比85%。耐久時間は2万5000時間。Harman Kardonブランドのオーディオシステムを内蔵している。

図1 新製品の「100L8D」
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